物語とか詩みたいなのを書き綴っちゃったりしているブログです。
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資料ナシの完全妄想です。
史実と異なっているところがあるのを前提としてお読みください。
妄想は自由である←
* *
桜の咲き誇る、うららかな春の日だった。
「定子、桜がきれいだったよ」
「まぁ。もうそんな季節なのですね」
わたしが桜の花びらを集めて持って行くと、臣下たちのようにいさめる様なことも言わず、ただ迎え入れてくれる。
桜の花びらを見て、ゆっくりと口元をほころばせる妻の顔を、わたしはじっと見た。
美しく、聡明な人である。
定子はわたしの視線に気が付くと、顔を赤らめ扇で隠した。
「何かついています?」
「ううん。なにも」
この人の他に、妻はいらないと本気で思った。
政略結婚のようなものだと、分かってはいる。
時の人の発言に逆らう力も、幼くして天皇になったわたしにはない。
―本気で好きになるわけがないと思っていたのに。
―ただ、後継ぎを残すという役目さえ果たせば、それでいいと思っていたのに。
年下のわたしに物足りなさを感じることもあるだろうに、この人はいつも笑っている。
わたしは集めた桜の花びらを、天に向かってそっと息を吹きかけた。
はらはらと舞落ちる、薄紅色の花びら。
うれしそうに目を見張る、わたしの大切な人。
あなたの髪に 着物に 床に わたしの上にも
桜の花びらはひらひらと身をゆらして落ちてくる。
桜まみれになった定子を見て、定子はわたしをみて、笑いがこみ上げてきた。
ふたりでしばらく笑った後、定子の髪にそっと手を伸ばした。
桜の花びらがすべり落ちる。
「きれいでしたね」
「そうだね」
一度そっと息をはいて、少し緊張しながら、わたしは告げる。
「定子の方がもっときれいだ」
その人は馬鹿にするわけでもなく、本当に嬉しそうに笑った。
桜色の頬をして。
*あとがき*
勢いだけで書いた、とてもクサイ台詞の多いもの。
授業で枕草子を扱い、定子を引き止めた天皇の話に萌えて衝動書き。
後悔はしていませんキリッ←
一番萌えるところを書きたかったけど、時間がないのでまた今度挑戦したい!!
一条天皇がお庭で「定子みてみて!!アリだよ!」とか言ってるのを一緒になって覗いていれば可愛いと思う^q^
ホント可愛いよ、この二人ww
また書くと思いますw
感想いただけると頑張れます・・・!!
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夏目キョウスケ
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
読書・アニメ鑑賞・音楽聴くこと つまりはヲタクライフを送ることです!(あ)
自己紹介:
当ブログは夏目キョウスケが運営する、詩とか小説を書き綴るブログです。
初めていらした方は、「はじめに」という記事を読んで下さいねw
管理人について:
学生です。
一次創作サイトを作るのが夢でございます。
二次創作サイトは持ってたりするんですが;;
ちなみに、当ブログにある詩なんかの著作権は、管理人:夏目キョウスケに属します。
無断転載・加工しての使用、その他の著作権を侵害する行為などはお止め下さい。絶対にお止め下さい。本当に止めてください。禁止ですよ!
その他の一般常識であるルールはお守りください。
感想とかいただけると嬉しいですw
小説のあらすじを読みたい方はブログ内検索で「あらすじ」と検索していただければ、表示されると思います。
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