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物語とか詩みたいなのを書き綴っちゃったりしているブログです。
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とりあえず
2010.05.28 (Fri)

まさかとは思いますが、もしうちの子描いてくださるなんて言う方がおりましたら、
以下のことをお守りください。

・拍手かコメントで管理人:キョウスケに報告する
・公開する場合は元ネタが分かるようにする(簡単な紹介で構いません)

これだけです。
これさえ守っていただければ何も言いません。

こちらは任意ですが、ブログにイラストを貼らせていただくことを許可して下さると嬉しいです^^

以上のことはイラストを私も見ることができるようになっているのが前提です。



質問等ありましたら、拍手・コメントからどうぞ^^
よろしくお願いします;;
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雨上がり
2010.05.27 (Thu)



雨上がりの夕暮れが好きで
清々しい空気を身に纏う
空はいつもより蒼い気がして
ぼくは灯りそうな街灯に笑いかける

地面はシトシト
草木はたゆたう青い海

いつもの夕暮れとは正反対の色彩の世界

傘はささなくていい
綺麗なパノラマ
どこか遠い国で 鈴の音が聞こえた気がして

ぼくを呼んだ気がして

風が吹けば
パラパラと音を立てて
また雨が降り出したのかと錯覚させるように
葉から雫が落ちていく

まるで綺麗な宝石のようね
まるで綺麗なライトのようね

ぼくはぼくは拾い上げる
淡く薄くなりたくて

まるでまるで 人魚のよう

ぼくはぼくは切なくなる
蒼く深くなりたくて

まるでまるで 月のよう

降りそそぐ雫が気持ち良くて ぼくは少し足を止める

清々しい空気を身に纏って
空はいつもより優しい気がして
ぼくは世界に笑いかける

蒼く青く 深くなれ

まるでまるで宝石のよう
まるでまるでライトのよう

人魚のように 月のように

淡く優しく 光になれ

それはまるで 魚のようね


        
   
初恋の人
2010.04.23 (Fri)

また衝動的に書いた平安もの。
史実とは異なることを御承知でお読みください。
資料はありません。
完全な妄想と自己満足です。



**


 定子は腫れぼったい目をこじあけた。
 外の光がまぶしい。
 
 どれくらい、泣いたのだろう。

 父が死に、あれよこれよと実家が荒れていく中、ついに兄が都から追放された。
 自分を守ってくれるものはもう何もないのだ。
 検非違使が立ち去り、喧騒の余韻が残る部屋を定子が見回したとき、ふと目にはさみが目に入った。
 衝動的に何もかもが憎くなった。
 
 突然死んでしまった父も

 矢を射かけた兄も

 定子の家族を貶めようとしている叔父も

 はさみを手に取り、力任せに髪を切った。
 「定子様、おやめください!!」
 近くにいた女房たちが慌ててはさみを取り上げる前に、もう一度切った。
 
 はらはらと落ちる自分の髪を見ても、定子は何も感じなかった。

 「もう嫌だ…」
 そっと静かに呟いた。枯れたはずの涙が目から溢れてくる。
 定子の呟きは騒ぎの中に溶け込んで、誰にも届かなかった。
 
 
 いつの間にか寝ていたらしく、女房たちも定子をそっとしておくことに決めたのだろう。誰も周りにいなかった。しかし、はさみや髪を切れそうなものも徹底的に定子の周りからなくなっていた。
 定子は短くなった髪に手を伸ばす。
 髪を切ったら清々しい気持ちになるものだと思っていた。
 なのに思い出したのは最愛の人の顔だった。
 髪を切ってしまえば、もう会えない。
 幸いなのことに、量の多い髪の一房くらいを切ったようなものだったから、未遂で終わるかもしれない。だけど定子は宮中に戻る気が起きなかった。
  定子は自分の中の何かがぽっかりと抜け落ちてしまったような気分だった。
 目じりに涙がたまっていく。

 もういい加減、泣きつかれてもいい頃なのに…。

 生温かい涙が自分の冷えた頬を伝っていくのがよく分かった。
 拭こうとも思わなかった。
  
 「入ってもいいかな?」

 御簾の裏から声が聞こえたと思った瞬間、相手は返事を待たずに入って来た。
 定子は慌てて顔を隠す。

 「定子…?」
 戸惑いながらも、相手は近づいてくる。
 膝を折ると、そっと定子の手をつかんで降ろさせると、定子の泣きはらした目を覗きこんできた。
 その様子は昔とちっとも変らないのに、そこには青年の顔があった。
 良くも悪くも、何もかもがあの頃と変わってしまったのだ。
 定子の涙を拭う手は、優しくて温かく、とても心地よかった。
 後から後から出てくる涙を、定子は止めることなど出来なかった。
 縋るように胸に飛び込むと、確かな力で包まれる。
 「もう大丈夫だから…ごめんね…」
 何も大丈夫なことなどありはしないのに、彼の言葉を聞くとひどく安心した。
 (あなたが謝ることなど、何ひとつないというのに…)
 そう言いたかったけど、代わりに嗚咽が口から漏れる。そしてその声に応えるようにさらに強く、定子はしがみつき、抱かれるのであった。

 「髪を…切ってしまったんだね…」
 しばらくして定子が落ち着くと、ぽそりと一条帝は呟いた。
 その声からはどんな感情の色も読み取れなかったが、定子は胸が苦しくなる。
 胸に頭をあずけたまま、消え入りそうなほど小さな声で「ごめんなさい」というのが精一杯だった。
 「君が謝ることはないんだ」
 優しく定子の髪を撫でつけながら、一条天皇は答える。
 そしてそっと定子の身体を自分の身から引き剥がすと、まっすぐ定子の目を見つめた。くっと息をのみ、はっきりとした声で言った。

 「君に、宮に戻ってほしいんだ」

 定子の心は揺れる。見つめ返す先の瞳は、まったく揺れていなかった。
 幼いころから、時たま頑固な一面があった。その時の瞳がそこにはあった。

 だけど

 「…駄目よ、できないわ…」

 思わず目を逸らす。
 「なぜ」
 想定内の返答だったのだろう。相手の声は動揺していなかった。

 だって

 「髪を切ってしまったもの」

 わたしはきっと中宮でいられなくなるから 

 「そんなこと、関係ない。全ての髪を切ってしまったわけではないのだから」
 力強い声が返ってくる。

 「それに反対されるにきまっているわ」

 たくさん女御が入ってくるだろうから

 「そんなもの、わたしがどうにかする。子供に会いたいと言えば、誰も何も言えない」
 強引に定子の顔を自分の方に向けさせる。いつの間に、こんなに精悍な顔つきになっていたのだろう。改めて実感する。

 もう 大人の男の人だから

 だから わたしの他にあなたに触れ 触れられる人が出てくるから

 「嫌なの…」
 何がとは言わなかった。言えなかった。
 まっすぐな瞳の前で、昔から定子は嘘をつけたことがなかった。
 そんな定子を見つめる目が、初めて揺らいだ。
 「それは…わたしのそばにいるのが嫌だということ?」
 「違う」
 定子は即座に答える。目の前の人に、言葉足らずで勘違いされるのはとても嫌だった。
 ぽつりと、定子は呟いた。
 「わたしは年上だわ」
 「え?」
 これから入ってくる女御たちはたぶん定子よりも若い女たちだろう。叔父が自分に気を遣うことなどないだろうから、政略として自分の娘も入内させるはずだ。
 そうなれば叔父の権力と母に逆らえない夫は、彼女たちのところへ通うことになるのは目に見えている。
 それが何より辛かった。

 しばらく黙って考えていた一条帝が、静かに口を開いた。
 「あなたは年上だけど、とても魅力的だし、妻が年上だなんてよくあることじゃないか」
 それに、と彼は続ける。
 「もし若い女御たちが入ってきても、あなた以上の人はいないよ。たとえ他の女のところへ通うことになっても、あなたほど愛する人はいない」
  そして深く息をはく。
 「一目惚れだったんだ」
 定子の手をとって優しく微笑んだ。

 「わたしの初恋はあなただ」
 
 定子はそんな夫の手を握り返すと、「ずるいわ…」と呟いた。
 
 初めは弟ができたみたいだった。夫だと言われても、実際はお互いに幼かったのだから、実感も湧かなかった。たぶん一条帝も同じだったはずだ。
 いつから恋に落ちていたのか、自分でも分からなかった。
 それを彼は自分は「一目惚れ」をしていたという。
 定子はなぜもっと早く彼への恋心に気が付かなかったのかと、自分を責めたくなった。
 思えば、幸せな日々だった。
 誰がこうなると予想できただろう。

 「今までも大切な日々だったけど、今思えば、もっとあなたとの日々を愛しめばよかった」
 定子がこぼすと、一条帝はもう一度言った。
 
 「定子、宮に戻ってくれるかい?」

 定子はその手を強く握り返すと、にっこりとほほ笑んだ。
 久しぶりに笑ったせいか、ひどく頬が強ばって上手く笑えなかったと思ったが、一条帝が真っ赤になったので、そうでもないなと安心するのであった。

 「定子、わたしはあなた以外の妻はいらないよ。わたしの本当の妻はあなただけだ」

 定子の心が、久しぶりに踊った。






*あとがき*
禿萌えるハァハァとなりまして、また書いちゃいました←
今回も後悔はしt(以下略

身ごもった人のもとへ天皇がいけるのかなんて知らん。
なぜ女房たちが天皇の訪問を知らせなかったかというのはアレです、公然のお忍びだから(何ソレ
「今から定子のところ行ってくる」と道長に宣言して行けばいいよww
情緒不安定なときに無事に子供を産める気がしなかったので、一条帝に安心させてもらったから無事に産めたんだよ!!とか妄想。
歴史的には順序違うとか知らない。何ソレ美味しいの^q^←

初恋の人ハァハァ
古典の先生が「初恋の人で特別で、本当に好きだった」的な発言をして、「帰ってきて」とお願いしたとか聞いて禿萌えてました///

うわぁぁぁぁぁぁ可愛いぃぃぃぃぃぃ!!!!!

相変わらず時間がない中、一気に書いたので駄文ですが、
温かい目で見てやってくれると嬉しいです;;
感想くれると頑張れます^^

        
   
君のこと
2010.04.22 (Thu)

資料ナシの完全妄想です。
史実と異なっているところがあるのを前提としてお読みください。
妄想は自由である←


*   *

 
 桜の咲き誇る、うららかな春の日だった。

 「定子、桜がきれいだったよ」
 「まぁ。もうそんな季節なのですね」
 わたしが桜の花びらを集めて持って行くと、臣下たちのようにいさめる様なことも言わず、ただ迎え入れてくれる。
 桜の花びらを見て、ゆっくりと口元をほころばせる妻の顔を、わたしはじっと見た。
 美しく、聡明な人である。
 定子はわたしの視線に気が付くと、顔を赤らめ扇で隠した。
 「何かついています?」
 「ううん。なにも」
 この人の他に、妻はいらないと本気で思った。

 政略結婚のようなものだと、分かってはいる。
 時の人の発言に逆らう力も、幼くして天皇になったわたしにはない。
 ―本気で好きになるわけがないと思っていたのに。
 ―ただ、後継ぎを残すという役目さえ果たせば、それでいいと思っていたのに。

 年下のわたしに物足りなさを感じることもあるだろうに、この人はいつも笑っている。

 わたしは集めた桜の花びらを、天に向かってそっと息を吹きかけた。
 
 はらはらと舞落ちる、薄紅色の花びら。

 うれしそうに目を見張る、わたしの大切な人。

 あなたの髪に 着物に 床に わたしの上にも 

 桜の花びらはひらひらと身をゆらして落ちてくる。

 桜まみれになった定子を見て、定子はわたしをみて、笑いがこみ上げてきた。
 ふたりでしばらく笑った後、定子の髪にそっと手を伸ばした。
 桜の花びらがすべり落ちる。

 「きれいでしたね」
 「そうだね」
 
 一度そっと息をはいて、少し緊張しながら、わたしは告げる。

 「定子の方がもっときれいだ」

 その人は馬鹿にするわけでもなく、本当に嬉しそうに笑った。
 
 桜色の頬をして。




 

*あとがき*
勢いだけで書いた、とてもクサイ台詞の多いもの。
授業で枕草子を扱い、定子を引き止めた天皇の話に萌えて衝動書き。
後悔はしていませんキリッ←

一番萌えるところを書きたかったけど、時間がないのでまた今度挑戦したい!!
一条天皇がお庭で「定子みてみて!!アリだよ!」とか言ってるのを一緒になって覗いていれば可愛いと思う^q^
ホント可愛いよ、この二人ww

また書くと思いますw

感想いただけると頑張れます・・・!!
        
   
あらすじ
2010.02.08 (Mon)

「ひょうたん少年」

これはタイトル決定です。
変わるかもしれませんが^q^(え


*あらすじ*
都会生まれの都会育ちである渉は大の「田舎嫌い」であった。
山や木々に囲まれ、人の気配のない圧迫感。
決して逃げることのできない場所へ来てしまったかのような、そんな緊張感。
文明から離れた世界は、恐ろしいものに感じるのだ。
そんな渉が夏休みにド田舎にある祖父の家で、ひょんなことから「ひょうたん」を手にしたとき、古の気配の残る山の「人間ではないもの」たちが次々と姿を現し始める。
「おれ、霊感ないのに。大自然パワー、こえぇー」と渉は呟き、ひょうたんを片手に数々の困難へ立ち向かっていく。
そして美少女は「あなたのおかげなのよ」と微笑む。
従妹は「子供扱いしないでよ!」と叫ぶ。
弟は「…」無言である。

渉が彼らと対峙し、自分の言葉を思い出すとき、夏休みは緩やかに下降していくのだった。





******


あらすじが上手く書けなくてごめんなさい(ジャンピング土下座)
精進します・・・;;
興味を持っていただけると嬉しいです!
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プロフィール
HN:
夏目キョウスケ
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
読書・アニメ鑑賞・音楽聴くこと つまりはヲタクライフを送ることです!(あ)
自己紹介:
当ブログは夏目キョウスケが運営する、詩とか小説を書き綴るブログです。
初めていらした方は、「はじめに」という記事を読んで下さいねw

管理人について:
学生です。

一次創作サイトを作るのが夢でございます。
二次創作サイトは持ってたりするんですが;;

ちなみに、当ブログにある詩なんかの著作権は、管理人:夏目キョウスケに属します。
無断転載・加工しての使用、その他の著作権を侵害する行為などはお止め下さい。絶対にお止め下さい。本当に止めてください。禁止ですよ!
その他の一般常識であるルールはお守りください。

感想とかいただけると嬉しいですw

小説のあらすじを読みたい方はブログ内検索で「あらすじ」と検索していただければ、表示されると思います。
感想などもお待ちしてます!
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