風になって

ペダルを踏む足に力を込める。
坂道はまだ終わらない。

風が私の髪に悪戯しながら横を走り抜けていく。
風はささやいた
「この坂の向こうで待ってるよ」
ああ、私の愛しい風。
掴めないけどいつも隣にいてくれるの。
私のことを全て知っているかのような
顔で見つめているけど、心の中までは知らないでしょ？
いつか私をつかまえて。
私はあなたに触れられないから。
あなたが私をつかまえて。
そして私も風になるから。

坂道の天辺に来た。
一気に坂道を下る。
そこであなたは私を待ってる。
私は風にはなれないけど、
この時だけは別なの。
私も風。
あなたに会えて、触れることだってできるわ。
あなたはほんの数秒だけ、私を抱きしめる。

坂道を下り終わる。
そして風もとまる。
でもあなたはまだ隣にいる。
触れなくたって分かるわ。
だって私はあなたが好きだから。
あなたも私が好きでしょう？






*あとがき*
無性に書きたくなって書いたものです。
特に意味とかは無いんですけど・・・・
この二人、最後は結ばれると良いですね。

初めまして！

最近イライラしていたんで、ストレス解消法ではないですが、
似たような感じで溜め込んだものを外へ出そうと、こんなブログを作ってみました。
生き恥をさらしていますが、気にしないであげて；；（←

当ブログは管理人、夏目キョウスケが書いた詩などを晒しています。
やっぱり著作権はキョウスケにあるんですよね。
そこの所、注意してください！
加工しての転載、無断転載等々、著作権を侵害するような行動は止めてください。
よろしくお願いします。

誹謗中傷などは受け付けておりません。
荒らしも「のーさんきゅー」です！
止めてくださいねー。

当ブログにコメントを下さる方がもしいらしたら、
当たり前のマナーを守っていただけてたら、大歓迎ですｗ


では、以上のことをふまえて、お楽しみ（？）ください。