物語とか詩みたいなのを書き綴っちゃったりしているブログです。
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光が溢れる朝のこと 君に手紙を送りました
ちゃんと届くか不安で
返事がくるかどきどきして
毎日 毎日 雨の日も 風の吹く日も
わたしはポストをのぞきます
そしてその度 胸の奥が痛むのです
零れそうなため息を飲みこんで わたしは空を見るのです
君へとつづく 広い空
同じ空の下にいるのに 遠いトコロにいる君は
きっとわたしのことなんて 忘れちゃったのかもしれないけれど
わたしは覚えているんだ
だから胸がこんなにも痛むんだ
新しい世界が広がっても 君の影を追って思わず振り返ってしまう
君はわたしに会いにきたのに わたしは君に逢えないの
「恋すると女の子は綺麗になる」っていうけれど
見てほしい相手がいないのに わたしは綺麗になれるのかな
移り変わる四季の中 わたしは一人 立ち止まったまま
ポストをのぞいて胸を痛める
君は違う人と恋に落ちて わたしは君に恋をして
何も知らないまま季節は巡る
たまに溢れる涙は きっといつか君へと届く
急に胸がしめつけられるのは 君が眩しすぎたから
わたしの中に 濃い影を残していった人への 苦しい痛み
気まぐれに出会って 君は去っていった
一方的に 振り回されて
それでも 怒りも 憎しみも湧かなくて
君がわたしに会いたいと言ってくれて良かったと わたしは心から思っています
いつかわたしも恋をして 君を忘れるかもしれない
それでも今は ポストをのぞく
君への淡い想いを抱いて
いつか届く そんな気がして
毎日 毎日 のぞくのです
滑稽な姿だと思われても
わたしは恥ずかしくなんてないのだから
だってそれが 恋っていうものでしょう?
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太陽が焼き付ける 蝉の声が響き渡る
さざめく波の音も子供が笑うプールも行かなかったけれど、
夏はわたしの中に足跡を残していく
白い雲が大きくて 眩しくて
目を細めてその向こう側をのぞこうとする
だけどそのきらめきに、わたしたちは目を閉じる
夏はけっして優しくなんかなかったけれど
わたしの記憶に鮮やかに残っていく
青い空はどこまでも無邪気で 深くて 繊細で
影が色濃く地に落ちる
汗がじわじわ珠になる
それでもきらきら輝くのだ
提灯 きらきら 色とりどり
出店の並ぶ道へ 浴衣じゃ歩きづらいからTシャツで
ひらひら通り過ぎる金魚たち 掬われないよう気をつけて
カラカラ コロコロ 足鳴らし
一人二人と消えていく
色鮮やかな日々が過ぎるのは早くて
本当にそんな日々があったのかさえ分からない
全ては全て夢の中
そんな日々が 繰り返す
繰り返して 繰り返して
いつのまにか秋の入り口
鳴り響く声は鈴虫か
過ぎゆく日々は ぼんやりと
風が少し肌寒い だけど匂いは優しくふわり
太陽は速度を緩めて光りだす
鮮やかな日々はゆるやかに薄くなっていく
わたしの中に 少しの後悔とさみしさを残して
さようならも言わず、去っていく
わたしの心に 何かを残して
さざめく波の音も子供が笑うプールも行かなかったけれど、
夏はわたしの中に足跡を残していく
白い雲が大きくて 眩しくて
目を細めてその向こう側をのぞこうとする
だけどそのきらめきに、わたしたちは目を閉じる
夏はけっして優しくなんかなかったけれど
わたしの記憶に鮮やかに残っていく
青い空はどこまでも無邪気で 深くて 繊細で
影が色濃く地に落ちる
汗がじわじわ珠になる
それでもきらきら輝くのだ
提灯 きらきら 色とりどり
出店の並ぶ道へ 浴衣じゃ歩きづらいからTシャツで
ひらひら通り過ぎる金魚たち 掬われないよう気をつけて
カラカラ コロコロ 足鳴らし
一人二人と消えていく
色鮮やかな日々が過ぎるのは早くて
本当にそんな日々があったのかさえ分からない
全ては全て夢の中
そんな日々が 繰り返す
繰り返して 繰り返して
いつのまにか秋の入り口
鳴り響く声は鈴虫か
過ぎゆく日々は ぼんやりと
風が少し肌寒い だけど匂いは優しくふわり
太陽は速度を緩めて光りだす
鮮やかな日々はゆるやかに薄くなっていく
わたしの中に 少しの後悔とさみしさを残して
さようならも言わず、去っていく
わたしの心に 何かを残して
*あとがき*
夏の終わりのさみしさを書きたかったんです!!
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お気に召しましたら押してやってくださいww
感想などもお待ちしております。
真っ暗な闇の中、船は進む。
乗っているのは四人。船漕ぎが一人に兵が二人、そして罪人が一人。
松明の火が赤々と辺りを照らしていたが、それでもお互いの姿も満足に見えず、視界に入るものは闇。真っ黒な世界だけだ。
水の上を進んでいるはずなのに、その存在を確認できるものは音とわずかに身体に当たる水しぶきだけ。本当に水があるのかと手を伸ばしたくても、黒々とした水面に吸い寄せられそうになる。
どのくらいの時間船に乗っているのかも分からずに、四人はひたすら闇の中を進んだ。
罪人を示す、ただ頭と腕を通すだけの穴が開いた白い布を身にまとった少女は、静かに瞳を閉じていた。
両手はきつく縛られた縄が、両足には足枷が彼女の自由を奪っている。
少女は思い出す。
船に乗る前、兵士たちのほんの少しのすきを突いて、船漕ぎは彼女にこう言った。
「わたしが櫂で水を不自然に二回叩いたら、水に飛び込みなさい。決して捕まってはいけませんよ。下へ下へと潜るのです」
それが何を意味しているのかも、船漕ぎが何を企んでいるのかも分からなかったが、背後で船を漕ぐ船漕ぎに理由を尋ねることなど出来はしないのだ。
(船漕ぎの言うことを信じて水に飛び込んでも、兵士たちとこのまま進んでも、どちらにせよわたしを待っているものは死のみ。自由の利かない両手両足で泳ぐこともできずに水中で溺れ死ぬか、首をはねられて死ぬかの違いだけだ)
自嘲気味に鼻で笑うと、後ろに座っていた兵士に剣で背中を殴られた。
「何を笑っている!!」
「いえ、なんでもありません・・・・」
静かな声で答えると、女の子を殴るのは兵士も気が進まないのだろう。それ以上追及せずに「なら静かにしていろ!!」と怒鳴っただけだった。
ほっと息を吐きだすと、また少女は瞳を閉じた。
その時
バシャ バシャ と水面が不自然に叩かれ、水しぶきが上がった。
少女はびくりと身体を震わせる。
ついに、その時が来た。
溺れて死ぬか、首をはねられて死ぬか。
兵士がまた怒鳴る。
「何事だっ!」
よく怒鳴る奴だなと思った。
少女はまだ悩んでいた。
溺れて死ぬか、首をはねられて死ぬか。
船漕ぎは櫂を大きく振ると、兵士の頭を殴った。
櫂についていた水が飛び散る。
驚きの声を上げる間もなく、殴られた兵士は頭を抱える。
船は揺れる。
少女の前の兵士が立ち上がろうとする。
まだ少女は悩んでいた。
溺れて死ぬか、首を―――
少女は一瞬息をつまらせた。背中に強い衝撃が走ったのだ。
何が起こったのか考える暇もなく、身体が水に打ちつけられる。
大きなしぶきが上がった。
目に飛び込んでくるものは暗闇。
船漕ぎが軽やかに走ってきて、少女を突き落としたのだ。
上の方が微かに明るかった。松明の火だろうか。
ゴボゴボと気泡が上がっていく音がする。
胸が苦しくなって、少女は口を開けた。大きな気泡が口から出ていく。
(息・・・・息ができない・・・・)
水面から顔を出したくなって、手が縛られていることさえ忘れて少女は足掻こうと腕に力を入れた。
すると、縄はそれを待っていたかのように、するりと解ける。
水を蹴りたくて、足に力を入れた。
足枷は何もなかったかのように外れた。
「かはっ・・・・!!」
水面から顔を出すと、胸一杯に息を吸った。
肺に空気が入っていく。視界が広がっていく。
それと同時に周囲の音が耳に入ってきた。金属と金属がこすれ、ぶつかり合う音。
男の声が響く。
「炯琳(けいりん)様、わたしが言ったことをお忘れか!!早くお逃げください!!」
兵士は何が何だか分からなかった。
(こいつは何を言っている?どうして船漕ぎがおれに剣を向けているんだ?)
ただ、船漕ぎだと思っていた男が罪人を逃がしたことと、剣の腕がかなり良いことだけは理解していた。松明の明かりはとうに消えていた。
松明の火を消されたのか、消したのか。そんなことも記憶になかった。
ただ相手の呼吸音にだけ耳を澄ませていた。
船漕ぎだった男はもう一度叫んだ。
「お逃げください!!」
「貴様、罪人を逃がすつもりか!!この裏切り者めがぁっ!!」
兵士はなぜ縄と足枷をつけていたはずの罪人の少女の呼吸音が聞こえるのか分からなかった。
ただ、自分と男、罪人の少女の呼吸音しか聞こえなかった。
もう一人は・・・・・
炯琳と呼ばれた少女は呆然と二人が怒鳴りあう声、高い金属音が鳴り響くのを聞いていた。
(わたしは・・・・どうするんだ・・・どうしたらいいんだ・・・・どうしたいんだ・・・・)
身体が動かなかった。それは暗闇への恐怖か、それとも生への喜びのせいなのかは分からなかった。
そんな彼女の横へ、何かが流れてきた。辺りの水が異様な臭気をまとっていく。
(・・・・これは鉄・・・・血の臭い?)
炯琳の耳には兵士と男の二人の声しか聞こえなかった。
(あとの一人は・・・・・)
自分の嗅覚と思考が結び付いた途端、炯琳は紛れもない恐怖が身体を襲うのが分かった。
暗闇など、怖くない。
今はただ、死ぬのが怖かった。
処刑されるのは知っていたし、自分の生には諦めがついていた。
死ぬことなんて怖くないと思っていたのに。
それなのに死がすぐそばまでやって来たときには、はっきりと恐怖を感じた。
炯琳は無我夢中で水に潜った。
血の臭いが鼻から離れない。
耳から男たちが生死をかけて闘っている音が離れない。
炯琳は自分がどうしたいのか、はっきりと感じていた。
(死にたくない・・・・・わたしは、生きたい!!)
深く深く、炯琳は潜り続ける。生きたいという、たった一つの思いを胸に。
兵士と対峙して、どれくらいが経っただろう。
(炯琳様は、無事に潜られたようだな・・・・)
男は炯琳の呼吸音が聞こえなくなったのを確認すると、口元を歪めた。
兵士が思ったより粘るのだ。普通の者なら暗闇の中、怖気づいてしまうものだ。
相手の姿が見えない中闘うのは、男にとっても容易なことではない。
足場は船で揺れるし、切り傷もつけられた。
それが、今はこの上なく面白い。
(まったく、我が主は困った方だな。いくらあの少女に目をかけていたからといって、わたしまで危険な目に遭わせるおつもりか)
半ば呆れながら、半ばこんな面白い闘いを用意してくれた主に感謝しながら、男は剣を構えて大きく踏み込んだ。
兵士は知っていた。
仲間が一人殺されたことを。
大して交流のあるやつではなかったが、寝食を共にしてきたことには違いない。
ただ国同士の戦争でもないのに、罪人を処刑場まで送り届けるという簡単な任務で仲間を失ったことが、何よりも悔しかった。
今は目の前にいるはずの男がただ憎い。
(あの女も、この男を殺した後にひっ捕まえて殺してやる!!)
兵士は剣を大きく振り上げた。
その途端、船が大きく揺れる。
自分の首もとにひんやりとした物が突き付けられ、兵士は動きを止めた。
「なぜだ。なぜこんな狭く揺れる足場で、そんなに速く動けるのだ」
相手は「くっく」と笑うと、その口を兵士の耳元に近づけて囁いた。
「君は頭がいいね。突然のわたしの攻撃に動じることもなく、今の状況と暗闇での闘い方を瞬時に理解した。だけどね、君が気が付いてないことが一つあるんだよ。どうしてこんな狭い船の上でこれだけの時間、闘っていられたと思う?」
「それは・・・・・・」
確かに考えてみれば、そもそも長剣など振り回せる大きさの船ではない。
あっという間にカタがついてしまう闘いになるはずだった。
それなのに・・・・。
兵士の耳元で男はまた愉快そうに笑った。
「それはね、足場は船だけじゃないからさ」
「それはどういう・・・・・」
「残念だけど、もうそろそろ時間だ。本当はもっと遊んでいたかったんだけどね」
男は残念そうに溜息をつくと、兵士が次の言葉を口に出す前にその口を閉ざさせた。
どこまで行けば、底があるのだろうか。暗闇は永遠に続いているように思えた。
と、炯琳は身体が急に違う世界に入ったような気がした。
自分の周囲でうるさく鳴っていた気泡の音も聞こえない。
その代わり、ゴォ――っと遠くから何かが流れてくる音がしたと思うと、そのまま炯琳の身体を急な流れが押していく。
息が続かなくなった炯琳は息を吸いたかったが、速い流れから抜け出すことができない。
そしてそのまま、意識を手放した。
* 続く *
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よく読む作家さん:荻原規子、森見登美彦、はやみねかおる、ダレン・シャン、あさのあつこ 等(敬称略)
!!一言!!
堅いことをガタガタと書きましたが、気楽に楽しんでいただければ光栄ですww
小説はまだ上げていませんが、そのうち上げる予定。
拍手とかも設置したいです。。。いつできることやら;;
コメント、感想などいただけると泣いて喜びます!!
以上!!
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当ブログは夏目キョウスケが運営する、詩とか小説を書き綴るブログです。
初めていらした方は、「はじめに」という記事を読んで下さいねw
管理人について:
学生です。
一次創作サイトを作るのが夢でございます。
二次創作サイトは持ってたりするんですが;;
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